旅は道連れ 登場人物紹介



シンイチ
名前 シンイチ
一人称 わたし
年齢 16
身・体 162cm、57kg
紹介 東国出身のヒュムの剣士。舞を嗜む、四兄姉の末子。
幼い頃から厳しく躾けられ、武術を叩きこまれて育つ。14歳で魔獣討伐の試練を乗り越えたが、同時期に起きた惨劇でタイゾウに母を殺され、ユトランドに来るまで心の傷を癒せずにいた。
ギィを深く尊敬しており、彼を越える剣士となるべく、現在はイーストランドの元で修行している。
照れ屋でお人よし。父譲りの血の気の多さ故に突っ走りやすく、挑発にも簡単に乗ってしまう。
湿地の魔女の呪いで心魂を拘束されている。
作者 母の死による悲しみは、ギィへの憧れと目標意識によって徐々に克服されていきます。シンイチがホームシックにならないのもこのため。

ボロン
名前 ボロン
一人称 おいら
年齢
身・体 105cm、25kg
紹介 港町でスリをしていたシークの孤児。親の愛に飢えており、甘えん坊。
元々定住しておらず、物心ついた時から両親と共に旅をしていた。五歳で両親を疫病で亡くした後に、河原でガブりんと友達になり、一緒に生活していた。初めて優しくしてくれた大人がシンイチだったためか、彼を実の兄のように慕っている。
旅の途中、ウィルとマーシアから薬草の調合や読み書きを教わり、その後カモアの普通学校に入学した。
作者 パーティーのマスコット的存在です。カミュジャの知識を多少持つのは、かつて裏世界にいた両親からそれを聞いて育ったから。

ガブりん
名前 ガブりん
一人称 不明
年齢 不明
身・体 40cm、3kg
紹介 ボロンと共に暮らすキラートマト。何でも噛みつきたがるのでボロンが命名した。
動きが素早く、店から食べ物を盗んでいた。シンイチと一緒に旅を始めてからは店から盗まなくなったが、食事の際に誰かの皿を狙う癖だけは治らない。
逃げる時の素早さはシンイチに抜刀の暇を与えないほどで、どんな罠も食い破る鋭い牙が最大の武器。
人に慣れ過ぎたため、野生に帰るつもりが全く無くなっている。
作者 「キュピー」と鳴かないのは、キラートマトの中でも凶暴な部類に入るからですが、人慣れしすぎてすっかり牙を抜かれたようです。

ウィル
名前 ウィル
一人称
年齢 24
身・体 174cm、64kg
紹介 ヒュムの導士。ロアル西部の小さな村の出身。
幼い頃、両親をベヒーモスの襲撃で亡くす。マーシアとの結婚が嫌で、十七歳の時故郷を飛び出した。 一時期は古代の呪術や秘薬の研究に没頭。博識で、独学で身に付けた調合の腕も一流だが、それを発揮するのは主に自分の行方をくらます時。
面倒事を嫌うが、係わったら最後までつきあう面倒見のいい性格。それ故に、悩みも多い。
現在はボロンの保護者であり、カモアの図書館で司書をしている。
作者 危険な事には深く首を突っ込まない、暴走の歯止め役ですが、根っからの苦労人です。愛読書は月刊ボンガ。

マーシア
名前 マーシア
一人称
年齢 不明(外見は20歳くらい)
身・体 170cm、55kg
紹介 ヴィエラの赤魔道士。歳はウィルよりずっと上らしい。
ウィルの故郷の傍にあった森の、ヴィエラの集落に住んでいたが、ベヒーモスの襲撃によって集落は壊滅、両親を失う。 優しいが思い込みの強い性格で、慰めてくれた幼いウィルの「結婚しよう」という言葉を本気で信じている。
赤魔法より剣術の方が得意。精霊使いの友人から精霊と会話する術を教わるが、精霊魔術自体は使えない。
現在はボロンの保護者。
作者 ラブリーボイスのファンで、お金があればグッズ集めもしています。ウィルとの同棲を「結婚」と思い込んでいます。

タイゾウ
名前 タイゾウ
一人称 わし
年齢 64
身・体 168cm、66kg
紹介 シンイチと同じ里の出身。毒物と魔力を用いて分身を作りだすことから《空蝉のタイゾウ》とも呼ばれていた。
凄腕の傭兵として名をはせるも、最後の内戦から帰還後、戦のすさまじさに精神が耐えきれず血に飢えた狂人となり果て、ついには二年前に里を壊滅の危機に追いやった。
シンイチにちょっかいを出したがるのは、挑発した時の反応が面白いのと、同郷の者への復讐心によるもの。
作者 最初から最後まで純粋な悪役としての登場ですが、そうなった背景は悲惨なものがあります。


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